1次試験の勉強中に2次試験の事例Ⅳの学習はしたほうが良い

この記事を書いているのが、2020年の正月明けです。多くの通信講座や通学講座のストレート講座の場合、財務・会計の学習を終えたころではないかと思います。前回の投稿で書いたように、私は2次試験の対策を1次試験の合格発表後に開始しましたが、事例Ⅳだけは事前に進めておいた方が楽だったと感じました。

2次試験の事例Ⅳ対策は、1次試験の財務・会計の勉強に直結する

なぜかというと、2次試験の事例Ⅳの対策は1次試験の財務・会計の学習に直結するからです。事例Ⅰ~Ⅲも1次試験と関連していますが、直結するという形ではありません。

2次試験の事例Ⅳ対策の結果、1次試験の財務・会計の理解が深まる

私自身、財務・会計はあまり得意ではありません。それでも、1次試験はマークシートということもあって何とかなってしまいます。一方で、2次試験の事例Ⅳはマークシートではありませんので、きっちりと理解しておかないと正解を書くことができません。

2次試験の勉強で一番苦労したのは、財務・会計の知識があやふやだったことです。2次試験の勉強を終えた段階で、1次試験の財務・会計のテストをすれば必ず点数があがっていた自信があります。

2次試験の事例Ⅳ対策の参考書の方が詳しく解説されていて理解しやすい

1次試験は、どんな問題も20~25問のうちの一つとなりますので、本当にその問題を解くための説明しかなく、完全には理解できないということもあります。その点、事例Ⅳの参考書は同様の問題を解くための解説などもあり、理解しやすいという点もあります。

財務・会計と言うから難しく感じるだけで、算数・数学の勉強と思い、繰り返すことが大切

財務・会計という言葉だけで、拒否反応を起こす人もいると思いますが、財務・会計というよりは、算数・数学の勉強と思う方がとっつきやすいのではないかと思います。

事例Ⅳ、財務・会計の学習のために役に立つ 参考書2冊

事例Ⅳ、財務・会計の学習のために役に立つと思った参考書は以下の2冊です。

2018年改訂版 30日完成!事例IV合格点突破 計算問題集

個人的には、まずは、「2018年改訂版 30日完成!事例IV合格点突破 計算問題集」を学習することをお勧めします。特にキャッシュフロー周りなどが理解しきれないという人にはお勧めします。

この本のとおり、30日で完成するようになっています。1日分は1時間にも満たないので、1次試験の学習中段階から始めると2次試験までには3~4回以上繰り返し学習ができると思います。

中小企業診断士2次試験 事例IVの全知識&全ノウハウ 

もう1冊はこちらの参考書です。この参考書は過去問をベースに作られた参考書ですので、事例Ⅳの実践的な勉強となります。「30日完成!事例IV合格点突破 計算問題集」を一通り、終えてからの利用が良いと思います。いきなり、この参考書に取り組むと自信を無くしてしまうと思います。

難易度が高くて、少しでも勉強時間を短縮したい人にはスルーして良い参考書

財務・会計の学習にあたっては、私自身、いろいろ調べて他にも購入したのが、以下の2冊の参考書です。どちらの本も解けるようになれば1次試験の財務・会計、2次試験の事例Ⅳでは高得点が取れるようになると思います。ですが、難易度が高くこのレベルでないと解けないレベルの問題が出た場合には、他の受験生も解けないだろうと思い、私はスルーしました。

もし、ストレート合格できなければ、2年目には取り組んでも良いかなと思います。

財務・会計に限らないがよくわからないことはYoutubeで解説を探すのも一つの手

最後に、どうしてもよくわからないことが出た場合にはYoutubeで解説を探すのも一つの手です。私は、4dan4.jpの「財務に強くなろう」シリーズがすごく参考になりました。講師の方が、関西弁なので、その点が人によってはいまいちに感じるかもしれませんが、わかりやすいです。