中小企業診断士2次試験の直前には、試験で実力が発揮できるように準備を進めましょう。年に1回の試験で、かつ1次試験の有効期間も関係してきますから、ミスや実力が発揮できずに不合格とならないように対策、準備を進めましょう。

中小企業診断士2次試験で実力を発揮するためのポイント

今回は、次のような切り口で対策、準備物をまとめました。

  • 当日までの過ごし方
  • 当日に向けた準備
  • 当日の過ごし方

試験直前期の過ごし方。2次試験は直前で点数アップは難しい、コンディション重視で

1次試験の場合、中小企業政策などは直前の詰め込みが有効です。一方で2次試験は直前の詰め込み効果は薄いです。丸一日、頭をフル回転する2次試験は非常に疲れますので体調、コンディション重視で試験に臨むようにしましょう。

試験日の時間に合わせた行動を

試験時間はあらためて言う必要もないと思いますが、下記のようになっています。当日の起床時間などを考慮したうえで、生活リズムを試験に合わせていきましょう。

当日は、1時間前には多数の人が試験会場に来ています。直前に到着をして焦ることのないように余裕を持った時間を前提にサイクルを検討ください。

過去問は試験時間に合わせて

過去問を試験と同じ80分で解き、ペース配分をしっかり身体に身につける。理想的には、試験前に1日仕事を休むなどをして、試験と同じ時間で全事例をすることかなと思います。前日の土曜日は休みにされている人が多いと思いますが、前日はある程度のんびりした方が良いのかなと思います。

受験会場等の確認は済ませておく

これは1次試験の直前対策と同じ話ですが、受験会場へのルート、時間および必要であればコンビニやコインパーキングの確認などなど。当日に焦る必要のないように確認しておきましょう。

直前に効果あるのは事例Ⅳとキーワード整理くらい

事例Ⅰ~Ⅲは、直前に何かをしたからと言って、簡単に点数が伸びるとは思えません。しかし、事例Ⅳは点数が伸びる可能性があります。

特に経営分析、損益分岐点分析はしっかりと得点できるように繰り返し練習を継続しておく必要があります。あとは、困ったときのキーワードを自分なりに整理しておくと良いと思います。

当日に向けた準備

当日の持ち物等についてもしっかり用意しておきましょう。

服装と持ち物

試験会場によりますが、気温、室温に合わせて調整できる服装を用意しましょう。大学の講堂など長時間座るにはきつい椅子のケースもあります。座布団、クッションの用意なども良いかもしれません。

食事は用意して持っていきましょう。近隣にコンビニがあるケースもありますが、限られた時間であわてることの無いように準備をしておいた方がよいです。

また、当日の体調に合わせて必要なものだけ食べれるように弁当ではなく、おにぎりやパン、ゼリーなどが良いと思います。

あと、脳が疲れるのでチョコは必須!

栄養ドリンクという人もいますが、ちょっと興奮状態?(と言っていいのかわかりませんが)になるので、栄養ドリンクを飲んだことが無い人は逆効果になるかもしれませんので、個々人の経験に合わせて判断してもらったら良いと思います。

当日の過ごし方

試験当日は、休憩時間は脳の疲労回復に努めることが大事です。直前期ですら詰め込みは無意味なのに、休憩時間の詰め込みなどもっと不要です。

2次試験は相対評価と言われており、だいたい20%の合格率です。試験会場にいる人の20%が合格すると思って周りを見渡すと自信が持てそうなものです。

当日のポイントは、リラックスが大事。外で深呼吸などなど 脳を休めることに集中すること。間違っても終わった問題は振り返らない。2次試験は1科目ぐらいは点数が低くても足切りさえ回避していれば逆転できます。私の場合も事例Ⅳは40点台でしたが、合格できています。

1年に1回のチャンスですので、実力不足による不合格は納得できても、実力が発揮できずの不合格は後悔すると思います。そのようなことの無いようにしてください。

よろしければ、動画解説も見てください。