事例Ⅰ~事例Ⅲは与件分を読み、関連個所を抜き出し、一次試験の知識を使って解答するという意味では似ています。違いを意識することなく合格できた人も多いと思います。特に事例Ⅰと事例Ⅱは国語力があれば対策をせずとも合格ができる可能性があり、実際に勉強せずに合格した人を知っています。共通して言えることは与件分と設問を正しくつなげることができれば合格に限りなく近づくと言えます。

しかしながら与件分をどのように読み、回答に繋げれば良いのかわからないとの声もいただきます。

事例ごとに与件分の読み方は微妙に違う。事例Ⅰの場合の読み方

事例Ⅰは「組織(人事を含む)を中心とした経営の戦略及び管理に関する事例」がテーマです。組織、人事に加えて、事例Ⅱ、Ⅲと比べると経営戦略(ドメインなど)に関する問題が色濃くでてます。ポイントとなるのは、過去⇒現在⇒未来の中でどのように人事、経営戦略を変化させているのかということです。そして少なくとも過去と現在は与件分に書かれています。

事例Ⅰの与件分の読み方のポイント

事例Ⅰの与件分を読むうえでポイントとなるのは下記の点ではないかと思います。

  • 時系列(いつに何をしたのか?)
  • 登場人物の整理(誰が何をしたのか?)
  • ノイズとなる解答上、不要な情報

この点を整理できれば十分だと思います。事例Ⅰについては基本的にSWOT分析はいらないと思われます。(設問によるが。。)

実際に令和2年の事例Ⅰを元に解説をしています。ぜひ、動画を見てください。