副業で稼げる国家資格を探している方へ。この記事では、中小企業診断士の資格を活かして実際に稼げる副業7選を紹介します。補助金支援から講師業まで、実務経験者の私が解説します。
こんにちは。中小企業診断士・行政書士の私が、今回は「中小企業診断士で稼げる副業」について紹介していきます。
中高年の方が「資格を取って人生を変えたい」と思ったときに、中小企業診断士は非常に現実的で魅力のある選択肢になります。
今回は、実際に副業で収入を得ている人が多い7つの仕事について、具体的に報酬の目安や特徴をお伝えします。
中小企業診断士が副業に向いている理由
中小企業診断士は全国で約27,000人登録されていますが、そのうち半数以上が「企業内診断士」と呼ばれ、会社員として働きながら資格を活かして副業しています。
副業としての活用実績が豊富であり、ネットワークや実績づくりもしやすいというのが魅力です。
中小企業診断士で稼げる副業7選
① 補助金申請支援
もっとも人気のある副業のひとつが補助金の事業計画作成支援です。
着手金5〜10万円、成功報酬は補助金額の5〜10%が相場で、たとえば「ものづくり補助金」の場合は成功報酬だけで50万円以上になることもあります。
電子申請や手続き部分は外注し、事業計画作成のコアな部分だけを担うスタイルが副業にはおすすめです。
② 補助金審査員
補助金申請とは逆側の仕事で、提出された申請書類を審査・採点する仕事です。
1件あたり数千円程度の報酬で、自宅でできるため副業に最適です。ただし、審査した補助金には自ら申請業務として関われなくなるため注意が必要です。
③ 執筆・出版
業界紙やメディアへの執筆は数は少ないですが、副業として可能です。報酬はゼロ〜数万円と幅がありますが、実績づくりや知名度向上につながります。
出版も自費で行う人が多く、5万〜10万円程度の費用で済む場合もあります。私も初年度は印税が1〜2万円ほど入りました。
④ 資格学校の講師・添削業務
診断士合格直後に最も始めやすい副業です。
講師は1コマ数千円、添削は1枚数百円と高単価ではないですが、時勢の傾向を掴んだ解説ができる点でニーズがあります。副業として続けながら経験を積むには最適です。
⑤ 公的機関の相談員・専門家派遣
商工会議所やよろず支援拠点での窓口相談、専門家派遣などがあり、日当2〜4万円が相場です。
副業で平日に有給を取り、1日で5〜6万円稼ぐケースもあります。業界によっては平日休みをうまく活用して継続的に依頼を受けている方も多いです。
⑥ セミナー・研修講師
中小企業向けセミナーや、支援機関・経営指導員向けの研修講師としての依頼もあります。
1回あたりの報酬は2万〜5万円程度。内容や依頼元によっては継続的な登壇依頼につながることもあります。
⑦ コンサルティング業務
企業と直接契約し、課題解決にあたるコンサル業務は報酬も内容も幅広く、経験値と実力がものを言う世界です。
副業で実績を積みながら、本格的な独立を見据える方も多いジャンルです。
副業から診断士を始めるメリットと注意点
副業から始める最大のメリットは、収入の柱を複数持てることです。
収入アップだけでなく、スキルや人脈も広がり、会社内でも評価されやすくなります。
万が一の時に「いつでも会社を辞められる」状態をつくることで、精神的にも安定します。
ただし、副業を始める際には以下の点に注意が必要です:
- 会社の副業規定の確認
- 確定申告などの税務対応
- 休暇や体調管理(本業への影響)
まとめ:中小企業診断士は副業で稼ぎやすい国家資格
中小企業診断士は、資格取得後すぐに副業で稼げる実践的な国家資格です。
副業で経験を積みながら、独立・開業を目指すというステップは、リスクを抑えた非常に現実的な方法だと思います。
人生の転機として診断士を選ぶ中高年の方にとって、大きな可能性を持った選択肢になります。