中小企業診断士1次試験の令和2年度の「企業経営理論」の解説です。
以前に「企業経営理論」の学習のポイントについて解説動画を作りましたが、そのポイントにそって解説をしています。
動画のポイント
〇全問について解説しています。
〇独自に難易度設定をしています。
〇問題表示⇒解説という流れで作っていますので、問題シーンで一時停止をしてもらうことで考えてから答えを見るという方法で視聴いただけます。
令和2年度の企業経営理論の過去問について
まず、全体として簡単な内容になっていました。個人的には、きちんと勉強をしている人は点数が取れる一方で、過去問などアウトプットをきちんとしてこなかった人には難しいのかなと思う内容でした。
科目合格は19.4% 過去5年間で2番目に高い合格率
令和2年の企業経営理論の科目合格率は19.4%と非常に高い合格率でした。
令和元年度 | 平成30年度 | 平成29年度 | 平成28年度 | 平成27年度 |
10.8% | 7.1% | 9.0% | 29.6% | 16.7% |
私も1年半ぶりに問題を解いてみましたが、67点と合格点を取ることができました。そういう意味では、暗記的要素が少なく理解をしていれば解ける問題が多いと言えます。
また、労働法規関連は極端に難しかったのも特長的でした。
各設問の難易度
個人的に難易度を設定してみました。以前に説明したとおり、中小企業診断士の1次試験は80点満点のテストを8割取るイメージというのが大切です。
配分としては、下記のような感じでしょうか。
- 絶対取れる問題を40点
- 2択まで絞れる問題を40点
- 解けない問題20点
これにそって4段階で難易度設定をしました。それぞれの問題数と配点は以下のとおりで、計算上は69点取れるという印象でした。
- S:必ず解きたい ⇒ 8問23点 ×100% =23点
- A:8割解きたい ⇒ 12問28点 × 80% =22点
- B:半分解きたい ⇒ 14問34点 × 50% =17点
- C:あきらめる ⇒ 7問15点 × 20% = 3点
表にすると以下のようになります。