中小企業診断士1次試験の学習がある程度進んだ方は、2次試験の学習を始めた方が良いです。

2次試験は1次試験終了後の学習でも間に合うが、2次試験の学習が1次試験の学力アップにもつながる

1次試験が終わるまでは2次試験のことを考えることができないという方が多いと思います。思います。実際、私もそうでした。私の場合、1次試験の合格発表後に本格的に2次試験の勉強を開始して、合格することができました。

結果的に1次試験終了まで2次試験の学習に手をつけることができなかった方は、それはそれで対応が可能ですが、もし、1次試験の学習に余裕が出た人は2次試験の学習を開始しましょう。

1次試験に余裕と言っても、5割確実ぐらいの状態であれば2次試験の学習をしたほうが良い

1次試験に余裕があると言っても、5割~6割は取れそうで、1次試験の合格ボーダーくらいと思ったら2次試験の学習を始めた方が効率的です。

なぜなら、2次試験の学習は1次試験と異なることを勉強するわけではなく、2次試験の学習をすることで1次試験の勉強にもなるからです。

早く2次試験の用意を始めた方が良い3つの理由

1次試験の知識の中で2次試験に必要な知識と必要ではない知識がある。2次試験の勉強は1次試験につながる。特に財務。

2次試験には1次試験の知識が必要となります。しかしながら、1次試験の知識すべてが2次試験で必要というわけではありません。

せっかく、同じ勉強をするのであれば、1次試験にも2次試験にも役立つ範囲に力を入れた方が効率的です。そういう意味で、2次試験で必要な範囲を理解しておくことがプラスになります。

特に財務・会計は2次試験に必要な範囲についてはマークシートでなくても解答ができるレベルまでしっかりと理解をしておいた方が良いです。逆に2次試験で重要でははない範囲についてはマークシートで正答できれば十分です。

2次試験の学習方法は1次試験終了後、すぐにジャッジして動く必要がある

2次試験と1次試験では学習方法を変える必要がある場合があります。2次試験対策まで含まれた予備校の総合コースに通っている方でも変更した方が良いケースがあるかもしれません。

私自身、1次試験はスタディング100%で学習をしましたが、2次試験はスタディング20%、独学80%というような比率でした。

2次試験専門の予備校に通われる方もいると思います。1次試験に合格した場合にどのように学習をするのかということを計画しておかないと1次試験終了後に慌てることになります。特に予備校に通おうと考えている人は申し込み期限などが1次試験終了直後のケースもあります。

2次試験の学習に必要な書籍類が1次試験合格発表後には手に入らない。価格が高騰する。⇒これが最大の理由かも

2次試験の学習に必要な書籍類があります。それらの書籍が1次試験終了後にオークショーンサイトやフリマサイトで高騰したり、Amazonなどでは購入できなくなります。ですので、学習に必要なアイテムを揃えれる時期に揃えておく必要があります。

中小企業診断士2次試験の独学学習に必要なもの一覧

中小企業診断士の2次試験の独学学習に必要なものをまとめました。予備校などに通っている人も揃えた方が良いものもありますので、ぜひ、参考にしてください。 ふぞろいな…

今年は1次試験、来年は2次試験戦略の過ち

今年は1次試験に集中をして、来年に2次試験と考えている話を聞きますが、基本的にはストレート合格を目指してください。

その理由は

2次試験は1次試験の応用。つまり1次試験の知識が必要

2次試験は1次試験の応用となります。したがって1次試験の知識が必要となります。1次試験終了直後の方が、知識が頭に残っているので有利だと思います。

1年後ということになると結局1次試験の学習も並行して進めておく必要があります。

2次試験は勉強時間と成績が比例しないので短時間でも合格できる可能性がある。

1次試験は知識型の試験ですので、勉強時間と成績が比例します。一方で2次試験は応用問題のため、勉強時間と成績は比例しません。むしろ、勉強しすぎると混乱をして点数が下がる傾向にすらあるようです。

1次試験には有効期間がある

これは当然、ご存知のことかと思いますが、1次試験には有効期限がありますので、有効期間内のチャンスは最大限活かした方が良いです。