中小企業診断士の2次試験はストレート合格か2年目で合格した人か、5年以上かかったという人に二分されている印象があります。統計を取ったわけではありませんが、多くの診断士の方と話した結果の印象です。

その差の要因となる3つのポイントをまとめました。

中小企業診断士2次試験に1か月半で合格した体験をもとにした3つのポイント

まずは、そもそも私がどれくらい勉強したかということから紹介していきます。

2次試験合格までに勉強したのは1か月半、100時間強

まず、勉強した期間は、1次試験の合格発表~2次試験まで約1.5ヶ月間、1日2~3時間の勉強で100時間強の勉強時間でした。

勉強内容は、

▶事例Ⅰ~Ⅲは過去問を毎日1~2事例
▶事例Ⅳは過去問か問題集を1時間ほど
▶結果的に過去問は、10年分を1回ずつと直近の3年分ほどを数回

今年は1次試験、来年は2次試験戦略の過ち

今年は1次試験に集中をして、来年に2次試験と考えている話を聞きますが、基本的にはストレート合格を目指してください。その理由は下記ページにまとめていますので、よろしければ参照ください。

中小企業診断士試験2次試験の勉強は1次試験勉強中に開始がオススメ

中小企業診断士1次試験の学習がある程度進んだ方は、2次試験の学習を始めた方が良いです。 2次試験は1次試験終了後の学習でも間に合うが、2次試験の学習が1次試験の学力…

自分の合格体験や他の人の話を聞いた結果、重要だと感じている3つのポイント

2次試験の目的を理解しているか? 1次試験の知識を応用できているか

2次試験をストレートもしくは2年程度で合格した人と、多年度かかった人との違いは、一言で言うと

試験目的を理解していたかどうか?

ということにつきます。この落とし穴にはまらないことが大切です。

2次試験の目的は、『中小企業診断士となるのに必要な応用能力を有するかどうかを判定すること』(申し込み用紙から)です。

もう少し詳しく言うと

▶事例Ⅰ、事例Ⅱは、「企業経営理論」
▶事例Ⅲは、「運営管理」
▶事例Ⅳは、「財務・会計」

の3科目の知識を応用できるかということです。

間違っても『オリジナルの素晴らしいアイデア』『現場から学んだ知識』などではありません。

ニュアンスが伝わるかわかりませんが、中小企業診断士は経営コンサルタントの国家資格と言われますが、中小企業診断士試験においては、経営コンサルタントとして企業をコンサルティングできるかを判定しているのではなく、中小企業診断士として企業を診断できるかどうかを判定していると考えてください。

このあたりは冒頭の動画でも解説していますので、よろしければ参照くだしあ。

与件文に書かれている事実を理解し、論理的に解答できるか?

中小企業診断士の仕事は企業の経営者を相手に診断結果を伝えるということになります。与件文に書かれている事実をきちんと理解したうえで、経営者に説明ができることを求められます。

1次試験の知識と与件文以外の情報を使わない

  • 回答の根拠となるのは、1次試験の知識のみ
  • あなた自身の経験を元にした回答はNG。現場では、あなたの回答した内容の方が成果があがるかもしれません。ですが、それは誰にも確かめることができません。
  • 与えられている材料は与件文のみです。おそらく採点をしているのは試験を作った大学教授の生徒などではないかと想像します。そう考えると1次試験の知識と与件文以外の知識を書いても判断することはできません。

⇒ コンサルタントとしてクライアントと共通知識をベースに会話すると     考えると当然のことかもしれません

あとはわかりやすい『日本語』が書けるかどうかです。この点については、国語力の問題となってきますので、中小企業診断士の学習としては解説が難しいですが。。。

一般的なビジネス知識、一般常識があるか

中小企業診断士の2次試験にとって、少しやっかいな点はこの点です。与件文に登場する企業はさまざまな業界の企業です。私が合格した令和元年度の問題を見てみると。

事例Ⅰ:たばこ乾燥機メーカー
事例Ⅱ:ネイルサロン
事例Ⅲ:金属部品の製造業

といような業界の企業です。事例Ⅰであれば、たばこ(喫煙者)が社会的に厳しい目で見られていて規制が厳しくなっていること、事例Ⅱであれば、ネイルサロンは非常に小さいスペースでできる事業であることなどを知識として知っているかどうかということが回答に影響してきます。 令和元年度は女性合格者が少し多いのはネイルサロンという出題が影響していると考えられます。