中小企業診断士2次試験 事例Ⅳが苦手な人はこれだけ押さえておこう

中小企業診断士2次試験 事例Ⅳが苦手な人はこれだけ押さえておこう

中小企業診断士2次試験の事例Ⅳは、財務・会計に関する問題です。

下記、記事に書いたように事例Ⅳは答えのはっきりしているも問題が多いので、財務・会計が得意な人は事例Ⅳできっちりと得点を稼げば良いのですが、財務・会計が苦手な人は安定して点数が取れるようになるには相当な努力が必要です。

特にストレート合格を目指そうという人は、勉強時間も限られているので、財務・会計を仕事としている人でなければ、安定して得点できる力をつけるのは難しいと思います。

実際、私も事例Ⅳは、47点しか取れませんでした。正直なところ言うと、当日は比較的簡単なので、点数が取れると思いましたが。。取れませんでした。

2次試験前に事例Ⅳについて押さえておこうと考えていたこと

私の場合、事例Ⅳの勉強を本格的に開始し始めたのが、試験日の1ヶ月半くらい前でした。

取り組んだのは、下記の2冊の本と過去問です。

半月ほど勉強した結果の結論としては、足切りだけはなんとしても避ける。そのために必要なことを押さえておくということです。

事例Ⅳの出題別テーマと出題の可能性

事例Ⅳの出題として出るテーマはほぼ決まっています。

  • 経営分析
  • 損益分岐点分析(CVP)
  • 意思決定会計(将来キャッシュフロー)

の3つがほぼ出題され、まえれにキャッシュフロー分析やセグメント別会計などが出題されます。

絶対押さえておく必要があるのが、経営分析

経営分析は必ず出題されます。経営分析については、難易度が高くないので必ず正解をさせたい問題です。

ここで押させておくことは、シンプルです。「収益性」「効率性」「安全性」のそれぞれを解答し、与件文をもとに最適な経営指標を選ぶということです。稀に「収益性」「効率性」「安全性」の3つではないケースがありますが、基本的には、この3つを解答するという前提で認識しておけばよいと思います。

経営分析については、冒頭にあげた問題集や過去問できっちり押さえることができるはずです。

損益分岐点分析(CVP)は、最低限、変動費と固定費、損益分岐点等の公式等を書く癖をつける

損益分岐点分析はそれほど難易度が高くないので、正答したいところですが、最終的な解答となる数字については問題中にトラップ的要素があって間違ってしまう可能性があります。計算の中のどこかで間違うと最終的な数値が変わってきますので、最悪のケースでも部分点を取れるように公式等をきちんと書く癖をつけるようにします。

例えば・・・

変動比率=変動費/売上高=実際の問題の数値を入れた計算式

固定費=固定費+減価償却費=実際の問題の数値を入れた計算式

損益分岐点売上高=固定費/1-変動比率==実際の問題の数値を入れた計算式

というような形です。実際の数値の前にどのような計算をおこなっているかをきっちり書くようにします。こうしておけば、最悪の場合でも部分点がもらえる可能性があります。これが、数値のみだと何をしようとしているのか伝わらないの部分点の可能性も消えてしまいます。

意思決定会計も損益分岐点分析同様に公式を書く癖をつけることがさらに重要

意思決定会計は、試験の難易度によりますが、正答はあきらめて部分点をしっかり狙いにいくということが損益分岐点分析以上に重要だと考えていました。それは、条件があいまいでどのような計算が最適か判断しにくい問題や、過去問にはなかったファクターが登場するケースが多いからです。

意思決定会計は、簡単に言うと、

  • 投資する金額と時期を明確にし、投資額を現在価値に割り引く
  • 各年度のキャッシュフローを把握し、各年度のキャッシュフローの正味現在価値を算出する
  • 投資の妥当性を分析する

というステップになりますが、キャッシュフローの計算では、税引前利益から税金を引き、非現金支出項目(主に減価償却費)を足すという計算や、売却損益の発生などが必要となります。また、資本コストの算出に加重平均資本コスト(WACC)を計算する必要がある場合もあります。

これら、すべてを損益分岐点計算と同様に計算式として書くようにします。

例えば、

キャッシュフロー=税引前利益×(1-税率)+減価償却費 = 実際の計算

というような形です。

部分点さえ確保できれば足切りは回避できるはず。

私の場合ですが、おそらく計算として完全に正解していたのは経営分析だけです。損益分岐点分析も意思決定会計も完全には正答することはできませんでした。最後の記述問題がどれほど点が取れたかわからない点もあるのですが、47点とぎりぎり足切りを回避することができました。

もちろん、もっと財務・分析の能力を高めて正答できるようにしていくことは大切ですが、限られた勉強時間の中で事例Ⅳが苦手だという人はこのような戦い方でも十分に可能性がありますので、時間が足りないという方は、参考にしていただければと思います。

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