✅ 中小企業診断士は「安定して稼げる」仕事。でも変化対応力は必須
中小企業診断士というと、「独立して稼げるの?」「安定してる?」という声をよく聞きます。
その答えは――
✅ 安定して稼げる。でも“変化への適応”ができる人に限る。
中小企業診断士の仕事は、公的支援・補助金・政策の動きなどに大きく左右されます。
そのため、ひとつのやり方に固執していると、経済環境や制度の変化によって稼げなくなるリスクがあるのです。
逆にいえば、時代や制度に合わせて自分をアップデートできる人は、安定的に稼ぎ続けられる職業でもあります。
その点を実例をもとに解説します。
📊 売上推移のリアル:1年目はバイト並み、でも…
まず、ざっくりとした売上推移はこちら👇
- 1年目:学生バイトレベル(開業はコロナ直後、4月〜12月の8ヶ月)
- 2年目:前年の約3倍
- 3年目:さらに約1.5〜2倍
- 4〜5年目:横ばい〜安定推移(仕事の種類が変化)
私の場合、診断士の仕事は週の半分程度の時間で行っていて、残りは会社経営や副住職の仕事です。
それでもここまで伸ばせたので、フルタイムなら1.5倍〜2倍は狙えると思います。

🏢 仕事の「依頼元」内訳はこう変わった
診断士としての仕事は、どこからやってくるのか?
5年間での依頼元の変化を見てみると、下記の4分類に分けられます👇

依頼元 | 内容例 |
---|---|
診断士協会 | 協会を通じた案件(初年度はここ中心) |
公的機関 | 商工会議所、よろず支援拠点など |
コンサル会社 | 補助金系を取りまとめる会社からの紹介 |
民間企業 | 直接契約の企業(最近は半分近くを占める) |
最初は「協会経由の仕事しかない」と不安でしたが、
2〜3年目以降に直接契約や公的機関とのつながりが増え、仕事の安定性もアップしました。
💼 仕事内容の内訳:稼ぎ方はどんどん変わる
仕事内容も時期によってけっこう変わってきました。
主に6ジャンルに分けられます👇
業務カテゴリ | 概要 |
---|---|
窓口相談 | 商工会などでの経営相談(コロナ直後は多かった) |
専門家派遣 | 公的機関からの依頼で企業訪問しアドバイス |
補助金支援 | 計画書作成〜申請サポート。成功報酬型 |
金融支援 | 融資・借換などの改善計画書の作成 |
コンサルティング | 顧問契約・経営革新計画・業務改善などの継続支援 |
その他 | セミナー、執筆、行政書士業務、HP制作(診断士経由の関連仕事) |

🔁 変化の傾向としては:
- 【減少】窓口相談(コロナ対応の終了とともに)
- 【増加】金融支援、企業との直接契約
- 【波あり】補助金(バブル期は多かったが現在は調整)
💡 診断士として「安定して稼ぐ」ために意識したこと
私自身は、以下のような考え方で仕事を構築してきました。
✅ “補助金バブル”には依存しない
補助金は得意ですが、永続的なものではないと割り切っています。
他の分野(金融支援・コンサル)も経験し、仕事の幅を広げました。
✅ 景気や政策に左右されない「軸」を持つ
診断士のニーズは、経済や政策の影響を強く受ける職種です。
だからこそ、自分の専門や強みを持ち、リスク分散することが重要。
✅ 仕事は「選びながら」増やしていく
いただいた仕事を全部受けるのではなく、自分のやりたい方向に育てていく意識を持つ。
診断士は自由業なので、設計次第でどんなキャリアも描けます。
📝 5年目を迎えて感じたこと
今振り返ると、もともと診断士ってどんな仕事があるかもわからずに取得したのですが、なんだかんだ売上はあがっていますし、意外と安定しています。
売上も仕事内容も、じわじわと自分らしく進化していきました。
🔚 まとめ|診断士は“稼げるか”より“どう稼ぐか”
正直、開業5年後にここまで安定しているとは思っていませんでした。
だからこそ、診断士を目指す方にはこう伝えたい。
「診断士は稼げるか?」じゃなくて、
「どんな診断士になるか?」が大事。
自分らしい稼ぎ方を見つければ、診断士は想像以上に“自由で楽しい”仕事です。
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