近年、副業を始めたいと考える人が増えてきました。特に「本業以外でも収入を得たい」「いずれは独立も目指したい」と考える方にとって、国家資格を活かした副業は非常に魅力的な選択肢です。
本記事では、私の経験と実体験を踏まえて、副業に向いている国家資格を4つ厳選して紹介します。
副業で稼げる国家資格の条件とは?
国家資格なら何でも副業に活かせる…というわけではありません。副業として活用しやすい資格には、以下の2つの条件があります。
- ① 現実的に取得できる(勉強時間が1,000時間前後)
- ② 実際に副業案件が存在する(仕事がある)
例えば、司法書士や税理士などは立派な資格ですが、合格までに3,000時間以上かかることが多く、副業向きとは言い難いです。
副業におすすめの国家資格4選
1. 中小企業診断士(勉強時間:約800〜1,000時間)
私自身も中小企業診断士ですが、副業向きの国家資格としては最もおすすめだと感じています。
主な稼ぎ方:
- 補助金申請サポート(自宅作業可)
- 窓口相談・専門家派遣(1回2〜3万円)
- 平日夜や土日にも仕事が可能
開業費用はほぼゼロに近く、維持費も年間3〜5万円程度。特定の協会に登録しなくても活動できるため、副業でも始めやすい資格です。
2. 社会保険労務士(勉強時間:約800〜1,000時間)
社労士も副業可能な仕事がありますが、顧問契約型の案件が多く、平日日中の対応が必要なケースが多いため、柔軟性はやや下がります。
初期費用:開業時に約30万円、維持費月7,000円前後が目安。
3. 行政書士(勉強時間:約600〜800時間)
行政書士は許認可申請や相続・遺言サポートなど幅広い分野で活躍できます。
ただし、多くの業務が「官公庁への提出を伴う」ため、平日9〜17時の対応が求められることが副業の難しさです。
ただし、夜職(ラウンジやバーなど)の風俗営業許可など、業界とマッチすれば副業として成立するケースもあります。
4. 宅地建物取引士(宅建)(勉強時間:約500時間)
不動産業界にパイプがある人にはおすすめ。独占業務があるため、宅建士として業務委託で副業する方も増えています。
ただし、不動産業界とのつながりがないと案件獲得が難しい場合もあります。
国家資格以外でも稼げる副業スキルとは?
副業として活かせるスキルは資格だけではありません。以下のような副業も人気です:
- 資格講座の講師や添削
- 資格メディアでの執筆・記事作成
- 問題作成や監修
特に中小企業診断士や行政書士の資格は、補助金申請などで他士業とコラボできるため、収益機会が広がります。
IT・製造業出身の人は診断士が圧倒的におすすめ
IT業界・製造業出身の方には中小企業診断士がおすすめです。
なぜなら、試験科目にある「経営情報システム」や「生産管理」が得意科目となり、アドバンテージを持てるからです。
また、公的支援機関でもIT・製造系の知識を持つ診断士は重宝されます。私自身もIT出身で、その経験が案件獲得に非常に役立ちました。
まとめ|副業から士業開業の可能性を広げよう
副業で稼ぎやすい国家資格としては、
- 中小企業診断士
- 社会保険労務士
- 行政書士
- 宅地建物取引士
が特におすすめです。
副業として実績を積んでから、本業への切り替えや独立開業も視野に入れることで、より自由な働き方が可能になります。
今回の情報が、士業での副業や開業を目指す皆さんのヒントになれば幸いです。
このようなテーマで発信を続けていますので、ぜひ他の記事や動画もチェックしてみてくださいね。