中小企業診断士は稼げない、仕事がないという話題が多くでてきます。また独占業務が無いという話もよくでてきます。ただ、仕事がないという人は資格取得=仕事の斡旋とでも考えているのではないかと思ってしまいます。

資格取得と仕事獲得は別次元。仕事獲得のためにそれなりのアクションが必要

資格が取得できれたら安泰と思っている人が多いのかもしれませんが、中小企業診断士に限らず資格を取得すれば勝手にどこが仕事を斡旋してくれるということはありません。それなりにアクションをしていく必要があります。

中小企業診断士が公的な仕事を獲得するには?

中小企業診断士は独占業務が無いと言われますが、中小企業診断士資格が要件となっている公的な仕事はそれなりにあります。日当は2~4万円と高額とは言えませんが、週1~2回公的な仕事を入れておくだけで最低限の収入を確保することができます。

中小企業診断士の公的な仕事とはどのようなものか

▶窓口や専門家派遣での経営相談員(商工会議所やよろず支援拠点)
▶補助金の審査員や実績集の原稿作り
▶セミナー講師(商工会議所、商工会等)

などがあります。では、どうやって獲得するのかと言えば、自ら応募したり営業をしていく必要があります。具体的には、

▶診断協会などの募集に対する応募
▶公募情報を見て自分で応募  
▶自分で営業をする&紹介してもらう

となります。

重要なのは人的ネットワークや営業活動

どれだけスキルがあっても仕事が無ければ話になりません。スキルがあれば公募への応募で採用されるかもしれませんが、それだけのスキルがある人はおそらくほとんどおりません。結局は人的ネットワークや営業活動が重要となってきます。

そのためには診断協会の活動に積極的に参加をして診断士のネットワークを広げる、商工会議所や地域の団体、経営者の団体などで顔を売るといった活動が必要となってきます。

そういう意味では、仕事に何かの不満があって資格を取って脱サラと思っている人は無理かもしれません。

さらに詳しいことは動画で解説をしております。