中小企業診断士は独占業務が無いから稼げない。資格を取ったけども仕事がないという話が良く出ますが、実際のところどうなのかということを開業1年の結果とともにお伝えします。

結論としては、きちんと活動すればそれなりに稼ぐことができると思います。

私の場合には、中小企業診断士専業ではなく、小さな会社の経営など他の仕事もあるので、中小企業診断士としての活動は月の1/4~1/2くらいです。

専業でなくても月に10~20万円の収入につながっています。

 1年間の結果を見ると

  • 公的な仕事が平均で月に10万円くらい
  • 中小企業診断士に関連したコンサルや相談の報酬や補助金の申請などの仕事も月に10万円くらい
  • 直接的に売上としては見えにくいですが、中小企業診断士きっかけの会社の仕事の増加

という感じでした。

今後の見通しとしても去年以上の収入は確保できている

 公的な仕事が月に10万円以上はほぼ確保できていて、今年(令和3年度)は事業再構築補助金やそのほかの補助金が多くあることもあって補助金関連の仕事がかなり入りそうです。

中小企業診断士の仕事は独占業務が無いけど、多岐に渡るし可能性も広い

独占業務があるというのは有利に見えますが、同じ市場で戦うことになるので新人には厳しいとも言えます。中小企業診断士的に言うと差別化戦略が難しいということです。その点、中小企業診断士はさまざまな仕事できます。

  • 公的機関(日当2万~4万くらい)
  • 補助金申請(成功報酬5~15%)
  • セミナーや講師業
  • コンサルティング
  • 執筆業
  • 実業(診断士をベースにした商品・サービス販売など)

というような感じです。

稼げるかどうかその人の状況にもよる

現在の年収が500万円の人にとっては同等かそれ以上稼ぐことはきちんと取り組めば可能だと思います。一方で年収が1,000万円ある人にとっては結構ハードルが高いとも思います。

稼げるかどうかは人によって基準がさまざまななのでなんとも言えないですね。

そのあたりも踏まえて動画ではもっと詳しく解説していますので、よろしければ視聴ください。