士業の中には、複数の資格を所有しておられる方が多くおられます。また、最初から複数の資格取得を計画的に進めらている方もいます。

で、ダブルライセンス、トリプルライセンスって収入アップにつながるの

複数の資格を所有されている方の代表的なところでは。

  • 弁護士
  • 税理士
  • 司法書士
  • 行政書士
  • 中小企業診断士
  • 社会保険労務士

あたりではないでしょうか。

複数の資格取得の目的で多そうなのは収入アップ

一つの資格よりも複数の資格の方が収入アップしそうというのが複数の資格取得の動機として多そうなのですが、実際に収入アップにつながるのだろうかと疑問に思うことが多いです。

メインの資格とサブの資格という形を考えているのであればあり

一つの資格でも一人ではできないほどの広さがあります。ですので、複数の資格を所有して間口を広げるというのは少々短絡的かなと思います。

むしろ紹介されにくくなるかも

複数の資格を所有している方は紹介しにくいっていうのがあります。例えば、私は中小企業診断士ですから、取引先から税理社や社労士の紹介をお願いされることがあります。

で、税理士×中小企業診断士の人とかは紹介しにくいです。というのは、もしかしたら自分の仕事も取られるかもしれないと思ってしまうからです。少なくともお客さんからしたらワンストップでできる人を選ぶ可能性はありそうです。

もちろん、自分自身の信用を高める、能力を高めておいてお客さんをがっちりつかんでおくといのは大切ですが、それだけでは難しいケースもどうしてもあります。

複数の資格所有者は専門家としてのスキルは低く見られるかも

例えば、和食と中華できますという料理人と、和食専門の料理人がいたとして、どちらの方が和食の腕がよさそうと感じるかと言えば、後者からと思います。

こんな単純ではないですが、あれもこれもというのは専門家としては低く見られる可能性は捨てきれません。

メインの資格の業務から仕事に繋げるサブの資格ならあり

メインの資格のサブとして別の資格を所有しているというのはありだと思います。

例えば、社労士の方が、建設業の顧客が多いから建設関連の許認可の申請ができる行政書士を取得する。中小企業診断士が起業、創業の顧客が多いから行政書士を取得して、古物や飲食などの許認可を申請する。

と言ったような形です。

結論としては、複数の資格を取得することで間口を広げて収入アップというのは難しい。むしろ、資格取得に使う時間で営業した方が良い。一方で、メインの資格の業務に対してサブで使える資格は収入アップにつながる可能性があります。

動画でも解説していますので、よろしければ見てください。